無蛍光無漂白 タオル シリーズについて。製品に関して

無蛍光無漂白タオル

自然のままのタオルってどんなだろう?

製品を作る際に、自然を謳い、環境に配慮して、体にもやさしいタオルを考えると、一般的にはオーガニックコットンを使ってやろうということになると思います。
オーガニックコットン糸は大変な労力を使った環境にやさしい糸です。wikipediaにも農薬・肥料の基準を守り、更に栽培時に、社会的規範を守って作られた綿花のこと、と書かれています。
ただ、それを人にもやさしいとまで直結させる謳い文句は昔から非常に抵抗がありました。過剰な謳い文句を使わない製品というとの考えてみたくて、自然派タオルを作りました。

最低限の加工で綿元来に戻す

まず、目に見える範囲で、行く届く範囲で、確認出来る範囲で出来ることをやろうと考えました。我々は畑に種を蒔き、綿までは作っていません。多くは糸を扱う人(糸商)や紡績会社や撚糸屋(ねんしや)さんから糸を買っています。糸になるまでの事は逐一確認できるわけではありません。タオルになる綿花のほぼすべては海外で育てられたものです。

糸を織機に掛けて、晒して、縫製して包装して製品になるまでは逐一確認することが出来ます。三和タオルの自然派タオルは織ってから、晒(さら)して(正確には漂白はしていないので工程上の事)縫製して製品化しています。晒し工程のなかで、綿糸に付着した余分な物や、綿が元々持っている綿脂を取り除いています。

ただ実際には綿脂は完全には抜き切れないので、使い始めからすごく吸水性がよいわけではありません。しばらく使うと変わってきます。綿脂がなぜ少し残るのかというと、はじめはすべて取り除くのですが、釜のなかで取り除かれた後すこし戻ってしまうためです。イメージとしては、水を吸ったスポンジを絞った後、反動で少し水が戻るような感じです。これは悪い事ばかりでは無くて良い面も生み出し、自然のままの肌触りの柔らかい風合いを生み出します。過度にやりすぎると干からびたようになりますが、脂分が少しあると肌のうえで滑って柔らかいと感じるものになります。

あとコットンが持つ綿カスも残ります。この綿カスはコットンが種子によって作られるものなのでこの種子の殻の残りになります。漂白すると見えなくなるのですが、漂白しないので残ります。

過度な事はやりすぎない。必要な事だけやって製品化してみる。

無蛍光無漂白タオル
茶色い点が綿カスです。

通常のタオルと何が違い、何が魅力か

一般的な後晒しタオルの場合、織り→一部縫製→晒し(漂白、蛍光)→縫製→製品加工(袋入れなど)を行います。

環境の為を考える場合、そして肌にもやさしくを考える場合、工程を一つ減らして、よりシンプルな物を作るのも一つの方法であるし、確実に確認出来る方法です。綿は綿糸にする工程もなかなか多く、織機に掛けるために糊を付けたりもされます。この糊はなぜ付けるのかというと、摩擦を減らすためです。摩擦は地球の恩恵でこれが無いと立っていられなかったりします、滑るとずっと滑ったままです。摩擦は熱も発生させるし、静電気も発生させます。織機でどんどん織っていくと、摩擦も沢山起きて熱が発生すると糸が切れます。糸が切れて切れてすると織れません。こういった綿についている不純物を取り除く加工を行い、さらに元々綿が持っている脂を取り除きます。

本来ならこの後行う、漂白、蛍光加工を行わずに製品としていきます。漂白剤と蛍光剤不使用になるため、無蛍光無漂白製品となります。

綿が持つ色合いや風合いを極力そのまま生かしている素のまま製品というのが何より魅力となります。過去、複雑な素材がたくさん生まれてきましたが、結局残っているのは綿糸で作ったタオルです。綿は人に合った素材なのだと思っています。

タオル工場として製品づくり

三和タオル製織(以下、三和タオル)は京都府福知山市にある小さなタオル工場です。織りから製品までを少人数で行っています。自然派タオルはオンラインからでも購入していただけます。

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この記事を書いた人

藤田 昌己
藤田 昌己
三和タオル製織株式会社
奥京都である福知山市でタオル製造を行っているタオル工場で育つ。
小さなタオル工場ならではの製品づくりに、日々奮闘しています。運営にも携わりつつ、現場での作業も行っています。

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